うさことさくらセンセの願望実現のお話

32歳イケてない女子うさこが「なりたいあたしになる!」と、さくらセンセと一緒に願望実現レッスン。恋も仕事も、うさこの自己実現は達成するのか?一緒に潜在意識へアクセスして願望を実現させちゃいましょう!
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レッスン6♪自分に質問をしよう

 今日のやることは、契約者保全とアンケート取り。
それだけではなく、あたしのできることといったら
 
「そーいやあの人家欲しいって言ってたよね。家を買うなら保険も見直さないとよね」
だんなの保障額は減額して、奥さんは入院保険に加入して子供たちには損保かな…。年金だって積み立てておかないとだし。
 
お客様の保険をプランニングするには、話を聞かなくちゃ始まらない。
いままでそれすらしないで、契約がとれないとほざいていたのだ。
 
「おし。できた。」
何点かの設計書を作成し、ファイルしてかばんに収めた。
 
「うさこさん、今日なんかイケてるっぽいね」
係長が声をかけた。お。この人結構いい感じなんだよね。いままで気づかなかったなあ。
「そうですか?やー。なんか設計書作るのってわくわくして楽しいですよね」
「あ、わかるよ。よろこんでくれるかな?とかね。どんな反応かなとかね。
撃沈するときもあるけどさ、楽しくつくると楽しく話せるから、お客さんの反応も違うよ。こっちも堂々と話せるしね」
「楽しく話せますか?」
「そうだよー。だってさ、保険ってただでさえ使うことになっちゃいけないものだろ?
安心をおすすめしてるって気分じゃないと。病気するよーとか、死ぬよーって気持ちになっちゃうと、お客様も離れたくなるよね。
テンション下げる人とは、一緒にいたくないもの。運気が下がるって言うか。」
 
テンション下げる人と居ると運気がさがる。
係長はセンセみたいなことを言う。
 
「そうだ、うさこさん。なんかノッてるみたいだし、今日同行しようか」
ええっ?まじで。うれしい。この人の営業トークがみてみたい。
「よろしくお願いします!!あたし、係長が一緒ならイケます!」
ギリギリなセリフを叫んでいるのも気づかず、あたしは係長に食いついた。
 
係長の社用車の助手席に乗る。なんだかどきどき。久しぶりだなあ、この感覚。
「さて、まずどのお客様のところから行こうか」
係長の頭の中は、あたしのどきどきとはまったく関係ない。まあ、そりゃそうだ。
 
係長の背中に、羽が見えた。
「あの、係長。係長は保険売るの好きなんですか?」
「ああ。保険売るのが好きってのとは違うなあ。なんだろう。考える事がすきなのかなあ。お客と一緒に考える作業が好きなのかもな。」
「営業ってしんどくないですか?」
「んー。売ろうと思うとしんどいよ。俺だって、契約取れないとしんどいよ。
でも、一緒に考えて悩んで出来た商品を契約してもらって、『ありがとう』って言ってもらえる瞬間は、ノルマなんてまあいいやっておもうんだよなあ」
 
保険がすきなわけじゃない。商品だってもっと他社でいいものがある。でも、俺を買ってくれるわけなんだから。
係長は、もっと良いやり方があるんだろうけど、と言って笑った。
よろこんでもらうとうれしい。だから続ける。
そんなふうに思えることが、あたしには未知の感覚だ。あたしは数字が欲しいってばかり思っていた。
 
係長のお客様への説明の仕方は、とてもわかりやすくてホントにお客様と一緒に考えているみたいだった。
質問をお客様にたくさんした。
「どのくらいだったら、払ってもいいって思いますか?」
「この内容に、何がついたら最高だと思いますか?」
「これだけの保障額は、本当に必要ですか?」
そのたびに相手は考えて応えてくれた。そして、次のアポを取り付ける事ができた。
 
帰りに、係長はあたしに
「営業力は、質問力だよ。自分にもいつも聞く。『最適なものはなんだろう』って、いつも聞くと良いよ」
と教えてくれた。
「係長、あたしに足りないものってなんでしょう。」
あたしは、なんだか小さくなって聞いてみた。
 
「うさこさんはさ、元気が足りなかったのかな。でも、ここんとこ元気じゃないか」
元気なんかないです。だってフラれたし契約だってとれないし。
 
「どうしてダメなんだろうって考えない。ハッピーになるには何をしようって自分に質問してごらん。
どうしてって考えると、おなじところをぐるぐる回っているだけになってしまうよ」
 
だって、いつも不安なんだもの。どうして営業部にいくの?どうしてふられるの?どうして取られるの?
 
「絵、うまいよね」
係長は、唐突に言った。
「へ?」あたしは間抜けな声を出す。
「よく、研修の時にテキストに落書きしてたろ?なんか、あれ、くま?」
「…うさぎです。」
「あはは。うさぎかあ。うん。あのうさぎ、いいよ。研修のギスギスした感じが、うさぎ見て和んだんだよなあ。」
え?見てたんですかっ?うわ、最悪。
「あのうさぎ、俺好きだなあ」
 
うさぎですか?うん。うさこさんに似てるよ、あれは。あはは。
 
あたしの心にコトンと何かが置かれた。何かの始まりのように。
 
係長はあたしを事務所で降ろし、自分はアポ先へ行ってくると言った。
そして、閉じたドアの窓をおろした。
「ありがとな」
「お礼言うのは私のほうです!私なんかのためにわざわざアポまで取ってくれて、なんだか上手くいきそうです。ありがとうございました!」
本気でぶんと下げたあたしの頭を、係長はポンとたたいた。
「なんかってのは、禁句だな。充分イケてるぞ」
 
目玉が飛び出る勢いで見開いていただろう真っ赤なあたしを、係長を乗せた社用車はぶーんと行ってしまった。
 
それこそ間抜けみたいにぽかんと口を開けて、神様に質問をした。
 
「あたしは、どんなうさぎを書くと係長は喜ばせることができるのでしょうか?」
 
ぼけぼけな質問に、神様はご丁寧にあたしをたくさんの妄想の世界へといざなった。
 
きゃー。
イケてるかもあたし。研修そっちのけでうさぎ描いててよかったー(なんか違う)♪
 
係長の手の感触が、髪の毛に記憶されている。くすぐったくてにやけてしまう。
うさみみも、今日は羽みたいだ。
きゃー。あたしってこんなに単純だったっけ?
 
わくわくしてうれしくて、事務処理をしながらもう一度質問をした。
 
「新しい恋は、いつから始めたらよいですか?」
 
 
 
 
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レッスン5♪成功するための原動力は不純で良い

変わっていくあたしの願望。
何かを達成していくうちに、欲が出てくるということなのか?

「本当の自分のやりたいことが見えてくるのよ」
 
「世の中の成功者は、最初何を思ったのかな。
ホームレスだったり、借金があったり、無一文だったり、はっきり言ってゼロからのスタートが多いのだけど
そのときにものすごいことを最初から考えてきたわけではないんだよね。
 
人に感謝をして地球に感謝をして、恩返しのために人のために働こうって考えるのは
自分が成功への足がかりをみつけてから、実感として感じること。
だから、最初は
『ちくしょー。絶対に見返してやる!』
って、思ったっていいんだよ。それでエネルギーが湧くならそれでいい。
 
あの人に負けたくないとか、振ったやつを絶対後悔させてやる、とかさ
いろいろあると思うんだけど、その感情は長くは続かないの。
うさこが波にのったかな?って感じるころ、周りの風が優しく感じる。
『ありがとう』って感じるようになるから」
 
「あたしの願望が変わっていくっていうのは、感謝の心が芽生えてくるってことなの?」
 
「うん。
感謝の気持ちとか、何をするとどんな感情が出てくるのか体験することになるの。
何が好きで何が嫌いで、何を提供するために行動していくことが楽しいのか、そのうちわかってくるよ」
 
「今はあたし『見返してやる!!』って気持ちが強いなあ。課長とかミチヨみたら、すごいムカついたもん」
 
「いいんじゃない?それで。それが原動力になるんなら、それでいい。
ただね、怨念になっちゃだめよ。それは執着だからね。執着になっちゃうとそこから成長しないから
 
課長とまた付き合いたいって思うのは、執着なのかな。
好きなのか嫌いなのか、よくわからないところもある。
振った課長に、後悔させてやりたい気持ちは、ものすごく強いし。
 
「ま、今日は良いことがあったならそのことを日記に書いて。
そして、『明日は何ができるのかな?』って自分に質問して寝よう。
寝ながら反省はしないこと。反省したことを潜在意識に刷り込んじゃうから」
 
 
うちに帰ってベッドに寝転んで、センセが言った『自分への質問』をしてみた。
明日、あたしは何ができるのかな。
契約者へのフォロー? ライフプラン?
甘いものの変わりに、あたしも豆乳飲もうかな。
 
目を閉じると、課長とミチヨが窓口で話しているのを思い出した。
ちらっとあたしをみて知らん顔をする課長。ミチヨがそれをみて満足そうに微笑む。
 
「ふざけんな!絶対イケてる女になってやるんだから!!!!」
 
ふう。すっきりした。
うさみみも心なしか軽いような気がする。
 
イケてるあたし。
なかなかいいじゃない。
明日から、このキーワードでいこう。ね。のーてんきうさぎ。
 
 
 
 
 
 

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レッスン4♪「オズの魔法使い」にみる成功哲学

 なんだか外に出てきたあたしは気分が良くて、アファメーションの効き目か訪問した先で説明も上手くできて、保険設計書を持っていくというアポまでとれた。

それで尚気を良くしてもう2件も回ってみて、入院保険についてチラシと名刺までおいてきた。
つい先週までは、ピンポンも押せなかったのに、たいした進歩だ、あたし。

不思議なもので、アファメーションをふと思い出すとき

「じゃあ、なにができるかな?」

と、考えていることに気付いた。
天に届いているのか宇宙に届いているのかは別として、きっと頭に効き目があるのかもしれない。
言葉にするってことは、エネルギーがいる分すごいのだ。

事務所に帰ってミチヨと課長をみたら、やっぱりうさみみがある。

あたしは絶対踏み台にしてやるんだから。後悔すんなよ!

我ながら、負け惜しみっぽい。でもきっと、こんくらいでちょうどいい。あたしは、天使じゃないもの。


帰りにセンセの部屋によって、本日のできごとを話した。
「ね。あたしってすごーい」

「願望ってなににしたの?」
ぐ。いえるものか。
「小さいなあ」
わかるんかいっ。

「まあ、最初はそのくらいがいいのかもだけど、どうせなら『契約高全国1位になりました』とか『研修のときに講師に抜擢されちゃった』とかしてみてもいいよ。」
あ、そっちね…。どきどき。

「夢見ることは大きい方がおまけも大きいよ。わたしも営業んときは、『絶対に全国表彰台に立って、みなさんのおかげですっていってやる』とか思ってたもの」
そういや、このひと営業部のとき新人賞総なめしてたわ。なんでいまセラピストやってるんだろう。

「オズの魔法使いって話知ってるでしょ?」
「うん。ミュージカルもあったよね。」

「大王オズに願いをかなえてもらわなくちゃ、ドロシーはおうちに帰れない。ブリキのきこりは心が欲しい、ライオンは勇気が欲しい、えと、かかしは何がほしいんだっけ。」
「え。土地?」
「知恵だよっ!」
あたしも頭よくなりたい。

「みんなで西の魔女を倒して、そしてオズに「願いをかなえてください」といったら、

『君たちは、もう願いをかなえているじゃないか。頭をつかったかかし、みんなで協力したやさしい心をもったブリキのきこり、ライオンは戦う勇気を手に入れた』
と、言うの。ま、ドロシーはその後おうちにかえるんだけど。」

「大きな夢をかなえていく過程で、ちいさな夢はおのずとかなうんだよ。」


あたしの中の大きな夢。
今の願望をかなえた先の、あたしの未来。
男や、今の仕事にこだわっているのは、いつまでなんだろう。

「大丈夫よ」 
さくらセンセはまた豆乳をのんでいる。今日は抹茶味らしい。
「そのうち、うさこの願いはかわってくる。うさこ自身をみつめて問いかけていくうちに、願い事はかわっていくから。楽しみに待っていなよ。」

うさみみが、アンテナみたいにピョコンと振れる。
変わっていくあたしの願いを、探しているみたいだ。


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レッスン3♪願望を紙に書こう

 うさみみを乗せて出勤した。

うさみみに誰か気付くかなと思ったけど、さすがに誰も気付かない。あたしだけが知っているうさみみ。

うさみみをつけているひとは、ここにもいた。
なんだか複雑な気持ちだ。同士というのもちょっといやかもしれない。

あたしの営業部には、背中に羽をつけてる人がいる。
たしかに、とってもうれしそうに契約をいただいてくる人だ。天職なのだろう。

「うさこさん。このお客様の給付金、手続きお願い」
そう言われ、あたしは仕方なく書類をもって窓口があるフロアに行った。
仕方ないというか、いきたくない。ミチヨと課長がいるんだもの。

ひそっとフロアに入り、見たくもないがつい見てしまう。いたいた。

あ。
うさみみだ。

ミチヨにも課長にも、うさみみがついている。
ミチヨはともかく、大のいい殿方のあたまにうさぎのみみってのは、なんとも変でいただけない。

意外だ。


二人とも、悩みなんてなさそうだし、今ならラブラブ不倫で絶好調なんだろうに、なにに不満があるのだろう。
なんだか、こいつらとみみがお揃いなのかと思うと、とっととランクアップして上から目線で見下ろしてやりたくなる。

昨日の夜、寝る前にさくらセンセの宿題を終えた。

願望を紙に書く

やりたくない事の対極で浮上した、願望をひとつかふたつにまとめ、アファメーションを紙に書くのだ。

「アファメーションとは、ポジティブな潜在意識に対する宣言。
これを毎日唱えたり、日記に書いたりしていつもなんとなく意識するの。
死ぬほど唱えなくてもいいから、いつも思い出すようにね」

アファメーションを紙に書くのは、もんのすごーく抵抗があった。
願い事を紙に書くなんて、小さい頃短冊にかいたとき以来だろう。
はずかしいのだ。文章にするってけっこうエネルギーがいることらしい。

「紙にかくとね、願いはかなうの。願望は実現するの。何でかわからないけど、紙に書くってすごいことなんだよね。昔漢字の書き取りなんかも何度も書いておぼえたでしょ?あれと一緒で、書く事によって潜在意識に刷り込むんだよね」

しかも、願望を未来形ではなく、現在進行形にするので、やたらと痛い。

「アファメーションは、未来形じゃ意味がないの。潜在意識に『まだ願望は実現していません』って宣言しているもんでしょう。いつまでたっても未だかなわずになっちゃうから」
「現在進行形にして抵抗があるなら、感情をあらわすといいよ。こうだったらうれしいとか、こんなことを引き寄せている最中だ、とか。」

そんなわけで、紙に書いたあたしのアファメーション。手帳に書いてある。もし今大地震が起きたら、何を捨ててもこの手帳だけは処分せねば。

・私が好きな人といつも一緒にいられると、私はとても幸せである。
・私が好きな人と、もう一度恋をしている。
・尊敬しあえる関係を幸せに感じる。
・契約したいひとを、私はひきよせている。
・営業の仕事に喜びを感じて楽しくなっている。
・私の天職を引き寄せている。

誰にも見せられない、あたしの願望。
実は、朝も唱えてやってきた。

契約は取れないかもしれないが、契約の保全ってことで契約者様と話せるチャンスなのかもしれない。効果あり?
そのかわり、あんまりみたくないものを見てしまった。

課長にうさみみ。

うさみみ同士の不倫。なんだか、偶然ではないような気がした。


もしかして以前までのあたしと課長の不倫とその結末は、あたしが引き寄せたのだろうか。

さくらセンセの言葉が浮かぶ。
「気に入ってようと気に入ってなかろうと、すべての出来事は自分で引き寄せているんだよ。自分がこんなもんって思えばこんなもんな現実を引き寄せるの。恋愛も仕事も。」

給付金の書類上の手続きの準備をして、あたしはまたひそっと外へ出た。
ものすごく大きなアクビがでた。
なんだかすごく、息苦しかったのだ。


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レッスン2♪どうだったらうれしいの?

 
書き出すだけ書き出した。
 
その後、隣に願望を書き出した。
「嫌なことを書き出したら、隣に対極の『だったらどうだったらうれしいの?』の答えを書いていって。そうすることで、自分の願望があぶりだされるの。どんなにエゴな願望でもいいから。だれも見ないんだから。」
 
嫌なことは書いた。
 
不倫はもういや。
営業はいや。売り込みたくない。
上手にアプローチできないのが嫌。
男運が悪い。
仕事ができない。
あたしに合わない仕事はしたくない。
…etc.
 
その対極の願望が、これはこれで難しかった。
 
不倫は嫌だけど、課長のことはまだ好きなのかな。
営業は嫌だけど、かといって事務職一辺倒だとそれも向いていないような気がする。
アプローチしても、媚びるのはいやよねえ。
男運が悪いって、あたしが男をだめにしているって、誰かにいわれたなあ。
仕事ができないって、契約取れてないことのことよね。
などなど。
 
どうだったらうれしいのかって、結構わからないものだ。意外でびっくりした。いかに自分が後ろ向き不幸大好きだったかがわかる。
 
結局、どうだったらうれしいのか。
 
不倫じゃなく、課長とよりを戻したい。
そうじゃないなら、あたしのことだけを見てくれる男性とつきあいたい。
売り込まないで、お客様が「ください」っていって欲しい。
媚びず、かといってお高くないカワイイ女になりたい。
頭が良くて思いやりがあって、品がある男性がそばにいてくれるとうれしい。
出来る仕事がしたい。
好きなことを仕事にしたい。
 
なんとまあ、都合のよいことか。
課長のことは嫌いになったんじゃないのか、あたし。まだ懲りていないのか。てゆか、離婚して欲しいのか、あたし。
売り込まないで、どうやって保険を売るんだか。
顔を見てから言えよって話よね。
好きなことってなんだかよくわかんないし。
 
とても、さくらセンセに見せられるモンではない。まあ、見せろって言われていないのだからいいのだけど。
ていうか、課長のことを、あたしはまだ好きなんだろうか。執着なのかもしれない。でも、嫌いなのかって言えば嫌いじゃない。だってまだ、悲しいもの。
 
好きな事を仕事ってなんだろう。
このとき、あたしはまだ「昔みた無謀な夢」は、文字通りとてつもなく無謀な夢だったのだ。
壁に額に入ってかけられているあたしのウサギは、単に落書きでしかなかった。のーてんきな、あたしだけが知っているウサギだった。
 
「あんたの耳なのかねえ。この耳は」
 
そう言って、あたしの胸は少し切なく痛んだ。遠い昔の、なにもわからない怖いものなんてなかった時。あの頃のあたしには、うさみみはなかったのか、それとも気が付かなかったのか。
あたしは、痛んだ胸の理由を考えないことにして、ペンを放り投げゴロリと横になった。窓から風が降りてくる。
 
うとうとしながら、掘り返した心を眺めてみる。何か決心する時には、何かを手放すらしい。何を手放したいんだろう。
エゴイストな執着がなくなれば、もっと楽にいきられるのだろうか。
 
「人間だもの。願望や欲がないと生きていないでしょ。でもね、願望と執着は違うんだよ。執着は、苦しいだけなんだよ」
 
センセの言葉の意味が、あたしには実感としてまだわからなかった。
だって、好きな人のことはまだあきらめられないのがホントだし、イラストレーターやデザイナーは、あたしにはとんでもなく違う星の世界だったのだ。


 
 

 

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レッスン1♪「嫌なことを全部書き出そう」

 
さくらセンセはだまって聞いていた。あたしは、情けない話を終えて、センセが煎れた緑茶をすすった。

 

「うさみみは、うさこの心だよ。潜在意識からのメッセージというか。うさこが自己実現しないことには、そのうさみみは消えないよ」

はあ!?なにそれ。

「うさこ、昨日すごく自分が嫌で、泣いて、なんもかも嫌になっちゃって、幸せになりたいって思ったんでしょ」
思った。胸がちぎれるくらい、思った。

仕事ではやりたくない外回り営業。窓口には嫌いな後輩ミチヨが座っている。しかも、営業部に配属されてもう5月。まだ契約は一件も取れていない。ダントツのビリだ。

恋愛は、不倫でしかも相手にふられ、彼と付き合えるなら、結婚への夢も見ない事にしていた。あたしの結婚は、この事件でなお遠のいた。しかも相手はミチヨだし。

仕事も恋愛も、いいことなんてなかった。もう32歳。後がないような恐怖にさいなまれた。

 

「うさみみは、うさこのホントの心。潜在意識の『早くなんとかしてよ!』って叫びが耳になったんだよ。なんとかしてやるまで、その耳は浄化されないだろうねえ」

されないだろうねえって、どうすればいいの?自己実現って。

 

「うさこの願い事ってなに?」

「あたしの願い事?…うーん」

「今まで、まあいいやって生きてきたんじゃない?でも、それじゃ心が窮屈でがまんできなくなっちゃうんだよ。人はみんな、やらなくちゃいけないことを持って生まれてくるんだもの。

一生のうち、そのことに気づかないまま、不満をないことにしてなんとなく終わっちゃう人と、やりたい事をみつけて願望を形にして充実して自己実現しているのと、どっちが楽しいと思う?

どっちが、幸せだと思う?」

 

心が痛かった。気のせいか、耳も痛い。あたしの耳も頭の耳も。

「なんで、うさこに耳が見えているのかはよくわからないけど、見えていることはラッキーよね。見えなかったら、私のところに来なかったわけだし。うさこ、どうする?」

 

やるしかなかろう。あたしの願望、自己実現。

一生頭に耳を付けているわけにもいかない。

願望っていうと、金とか男とかになりがちだけど、そこは後でゆっくり考えよう。

 

「じゃあ、始めようか。とりあえず、朝ご飯たべよ。うさこ、目が赤いままだよ。泣いてカロリー消費したでしょ。男のことは、なんで出会ったのかはそのうちわかって来るよ」

そう言って、さくらセンセはシリアルに無調整豆乳をどくどくかけて、あたしに差し出した。

 

固めのシリアルを、あたしとセンセはボリボリ音を立てて食べた。ドライフルーツが、ほんのり甘かった。涙がこぼれそうになった。

 

 

センセの家からとぼとぼ歩いてアパートまでつく間、どうやら耳はあたしにしか見えていないことに気が付いた。

そして、町を歩くひとたちの中には、あたしみたいに耳をつけた人がたくさんいることに驚いた。

耳をつけていなくて、背中に羽みたいな光を持っている人もいた。そのひとは、歩き方も表情もどこか堂々としていて魅力的だった。

 

センセから、宿題を出された。今日一日じっくり考えてやってみるように言われた。

 

「嫌なことを全部書き出す」

 

なりたい自分について書くならわかるけど、なんで嫌なことから書かなくちゃならないのか。傷もまだ深くて痛いのに。

 

「嫌なことをぜーんぶ書き出して。とにかく嫌で変わりたいこと。全部書くことで、自分の本当の気持ちがわかるの。何に我慢してきたのか、何をないことにしてきたのかがわかるから。そうしたら、本当の願望が見えてくるのよ。嫌なこととの対極に、『どうだったら自分が気持ちよくてうれしいことなのか』の答えがあるの。その答えを見つけるためには、本当に嫌なこと、本当は嫌だったことに気付かなくちゃ」

 

本当に嫌なことの対極に、本当の願望がある。わかるような気がする。

あたしは、家に帰りノートを取り出し嫌なことについて、考えた。

 

ほんとは、不倫なんていやだった。気を使う恋愛は嫌だった。嫌われるのがいつも怖かった。愛人って立場もいやだ。誰だって彼氏の一番でありたい。あたしだっておんだじだ。

営業は嫌だ。でも、人と話すのは嫌いじゃない。

お願いをして売り込むのが嫌なのかもしれない。買って下さいって言うのが嫌だ。

しかも、あたしの売っているのは生命保険だ。保険屋はしつこくて嫌だ。あたしがそう思っているだけなのかもしれない。

部屋が散らかっているのも、ホントは嫌い。でも、疲れちゃってやさぐれちゃって、部屋の中はあたしの心の中みたいだ。

給料は、そこそこ満足していたけど、これからは残業手当がつかない。営業成果手当てだけだと、今月の給料は基本給だけだ。このままだと老後の貯蓄もできない。

「32歳で老後か…」

老後の心配をしている自分も嫌だ。その前にでかいことをしてみたいような気もする。

結婚もしたいし、その前にまともな恋愛もしたい。びくびくする恋愛はもうこりごりだ。

 

嫌なことを探す作業は、思いのほか楽しかった。

なんだか、自分の気持ちを掃除している気分になっていった。センセの言うところの「浄化」だろう。

 

「潜在意識を浄化してクリーニングしないと、願望は届かないんだよ」

 

確かに、汚い水で洗濯してもきれいにならない。汚れた筆で色を塗っても濁るだけだ。雑音の中で叫んでも、声は届かないだろう。

 

いつしか、あたしはこの不愉快な、以外と楽しい作業に没頭していった。

のーてんきなあたしのウサギは、あいかわらずのーてんきに、あたしのノートを壁の上から眺めていた。



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うさこの不幸な出来事

今日は日曜。昨日は土曜。

 

目覚めは最悪だった。 悲劇の真っ只中にいた。

うさみみを発見するまでは、あたしは毛布にくるまってまだ泣いていた。思い出して泣いている。泣いている自分に気づいて、また泣けた。

 

昨日は、彼と会う約束をしていた。

久しぶりだった。あたしが営業部に配属されて、なんだかんだで1ヶ月会っていなかった。

 

誘ったのはあたしだ。彼は、日曜日は会えない。土曜日も少ししか会えない。

奥さんと高校生のお子さんがいるから。要するに、あたしとは不倫だ。何も求めない。ばれたらそれまで。大人の恋愛。そういうことだ。

 

最近、メールの返信も遅いし、文章も短い。おっさんだから携帯に慣れていないかもしれないなんて思ったが、そうは言ってもなんだか寂しい。

ここは会って話すことが一番!と考えたあたしは、公園の駐車場で彼を待っていた。

 

営業部の配属は、ショックだった。今まで花形の窓口だったところから、いきなり外回りだ。

後任は、あたしより2つ下のミチヨ。

モテ系姫系女子。男性社員の7割は、ミチヨに興味を持っている。飲み会ともなると、ミチヨの周りには男が鈴なりだ。

「うさこさん、がんばってくださいネぇ。ミチヨもうさこさんの後、がんばりマスぅ」

この逆なでするような口調で、なんでオトコが寄っていくのかわからない。

 


「はーん。で、課長とミチヨがくっついちゃったわけだ。うさこの知らない間に」

最後まで話させろよっ!突っ込んでる間に、さくらセンセはふんぞりかえって朝の豆乳を飲み干した。豆乳は更年期障害によいらしい。

 

そのとおり。

彼は、課長だ。あたしの上司。あたしが営業部に配属されてからは、ミチヨの課長。そして、心も身体もミチヨの課長だ。

 

「彼女は、ああやって強がってるんだけど、内面はかわいいところあるんだよな。俺が守ってやらないと、彼女はどんな女になっちまうかわからないんだ。」

なにもあんたが代表して守ってやる必要はなかろう。ってか、あんたが守るのは奥さんと子供でしょうが。

 

「うさこは、もう俺から卒業だよ」

何様っ!!!???

 

 「彼女の見た目でいろいろ言われてるけど、そんなことで陰口言うのは、俺は好きじゃないな。もっと、いいところをみてやらなくちゃ」

あんたには、そのまぼろしが見えているわけだ。

 

あたしは突っ込む言葉を息にしてひとつ、はいた。

「そろそろ潮時だと思ってたんだ。しあわせにね。」

 

 

別れ話(?)のあと、どうやってバスに乗ってどうやって帰ってきたんだか知らないが、あたしは家のドアを開けた。

服が散乱して、飲みっぱなしの野菜ジュースがテーブルにそのまま。いつかのビールの缶。カーテンは半開きだ。

 

靴を脱ぎ、玄関をあがり、冷蔵庫からビールをありったけ取り出して座り込んだ。持ちきれないビールが落ちてころがった。

 

虚しかったし、悔しかった。

そう自覚したとたん、涙がこぼれた。

いっきにビールをあおった。喉にアルコールがしみる。痛かった。

 

なんで泣いてるんだかがわからなかった。彼のことを好きだったのだろうか。捨てられた悔しさ?それとも、ミチヨに盗られたから?

彼にとって、あたしは何の存在でもなかった。誰でもよかったのだ。

都合よく機嫌のよい愛人。優越感のツール。性欲処理のリアルな人形。 

 

もっとなんか言ってやればよかった。行かないでって言えばよかった。

あたしのどこが好きだったのか、結局わかんなかったよ。

なんで、しかもミチヨなわけ?奥さんのもとへ帰るならまだわかるけど。

 

ほんとは、奥さんがいるのが嫌だった。でも、奥さんにヤキモチ妬くなんてバカだと思った。

ちがう。彼が離れていって欲しくないから、あたしは彼の都合のよい女の振りをしていた。聞き分けのよいバカな女のふりをしていた。

 

学生のとき付き合っていた男も、サークルの後輩に取られた。年下の男とも付き合ったけど、あたしより年上の女に持っていかれた。

彼の言うことを聞いて、彼の好きな女になって、服装も聞く音楽も読む本も、みんな彼にあわせた。

でも、必ず誰かに取られた。

 

だいたい、なんであたしが外回りなわけ?窓口には、もう若くないってこと?

しかも後任ミチヨだし。あいつに仕事も男もとられるし。

あたしが営業部に行かなかったら、課長もミチヨなんかにほだされなかったかもしれないじゃない!

 

デザインの学校を出て、「将来安泰だから」って理由で畑違いの金融商社に入社。寿退社が慣行されているうちに、そろそろお局扱い。

やりたいことは、ないわけじゃなかった。でも、才能がなかった。業界に飛び込む勇気はなかった。

給料もそこそこで、まあまあ満足して今まで勤めてきた。

でも仕事と不毛な恋愛に疲れて、休みは携帯とパソコンばかりいじっていた。

 

「あたしが何をしたっていうの?あたしの人生ってこのまま終わるのかなあ」

 

ボロボロ涙かこぼれた。頭がくらくらする。涙を流すのに、こんなにカロリーが必要なものなのか。

 

「こんなんじゃない。あたしは幸せになりたいよう。思ったとおりに生きていたいよう。」

酔っ払っているので、あたしは声をあげて子供みたいにわんわん泣いた。

 

イラストのウサギがあたしを見ている。最後にイラストを描いたのはいつだっけ。のーてんきな、あたしのウサギ。

 

さくらセンセが言っていた。

「起きている出来事は、みんな自分で引き寄せていることなのよ」

 

あたしはこんなことなんか引き寄せた覚えはない。これがあたしのせいなら、あたしなんて大っきらい。

「もういっかい、やりなおしたいよう」

 

 

泣きつかれ、服を着たまま酔っ払って寝てしまい、ドラマや映画ならタイムスリップなんかして、もういっかいやりなおしているところだが、それどころじゃない。起きたら耳がはえていた。

 

と、まあ、こんなわけだ。





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運命の朝・決心の朝

 
朝起きたら、あたしの頭に耳がはえていた。

ウサギの耳。

 

「……!!!!!!!!!」

 

 

「あら。ほんとに耳が出ている。おめでとう、うさこ。これでほんとにウサギだね」

さくらセンセは滅茶苦茶なことを言う。

 

あたしはさくらセンセの店へ吹っ飛んだのだ。

日曜の朝9時15分。寝起きの髪のまま、起きてそのままの格好で。

服は…着替えなくてもよかった。昨日はそのまま飲んだくれて泣き疲れて寝てしまったのだ。

 

さくらセンセは、あたしの年上の友達だ。姉さんかもしれない。母さんかもしれない。

口が悪くて遠慮がない、エラそうな女だ。以前一緒の会社に勤めていて、まだあたしとこうやって付き合っている。

今はセラピストでヒーリングとかカウンセリングとかやっているらしい。店には白檀の香が焚いてある。実家のたんすのにおいだ。

 

あたしはまだ、さくらセンセのセッションとやらは受けたことがない。

セラピーの内容には、興味もなかったし。

あたしはあたしで、満足する人生をおくっていたから。

センセのところに来る人たちは、何をそんなに悩んで何になりたいのか、どうしたいのか、あたしにはわからなかった。

 

でも、今日は頭に耳がはえていたのだから、しのごの言ってられない。

不思議な(不思議ですむのか?)ことなら、センセの専門分野だ。

あたしは走った。

 

そして、今、のんきな声を出してウサギ誕生に祝福の言葉をいただきながら、センセの前にいる。

「うさみみを見つけたのは、よっかたじゃない。まあ、とりあえず何があったか話してみて。目が、ウサギみたいに赤いよ」

よかったとは、どういうことさ。突っ込みたかったが、そうだ。目が厚ぼったい感じがして熱い。相当赤いのだろう。涙と化粧が混ざって炎症が起きたのかもしれない。

 

どこから話そうか、少しだけ息を吸った。


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つきのさくら 願望実現セラピーへようこそ!

このブログは、うさみみがはえてしまったうさこが、さくらセンセのレクチャーを受けながら、「なりたい本当のあたし」を目指していくお話です。

願望実現や自己実現は、「変わりたい!」と思ったときから始まります。

変わりたい気持ちが生まれてこなければ、ただこのまま毎日がなんとなく過ぎていくだけです。変わりたい!という気持ちがはじけて、最初の旅の一歩が始まります。

30代女子の願望ってなんでしょう。

仕事・人間関係・恋愛成就・結婚。
世間がわかってきたら、自分のこともわかったようになってしまって、なんだか腑に落ちないけどなんとなく毎日が過ぎていく…。

恋だって、仕事だって、あなたの好きなようにあなた自身で望む未来を引き寄せる事ができるのです。

心は「引き寄せの法則」で、望む事はなんでもてにはいるはず。たとえ、それがあまり気に入ってないとしても。
せっかくこれからいい女になるんだから、あなたの夢をかなえてみませんか?

このお話のレッスンを順番に実践していくと、自己実現、願望実現へあなたは進むことが出来ます。
レッスンは、つきのさくら願望・自己実現セラピーを公開しています。
実際のセラピーは、潜在意識のクリアリングのためにエネルギーヒーリングを行いますが、ヒーリングに関しては、無料遠隔ヒーリングイベントなどを実施していきたいと思います。

さあ。あなたの手で願望実現・夢実現を引き寄せましょう(^▽^

コラムもアップしていきますので、参考にしてくださいね。




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